環境菌検査の目的

食中毒の発生要因を見極め、適切な対処を可能にします。

製造ライン・作業台・手洗い設備の環境微生物の把握と個人衛生の向上のために環境菌検査を行っており、検査結果は、日常清潔管理の基礎資料として用いられます。
室内の きれい!きたない! 清潔と不潔 は、目に見えません。
見えない菌により感染方法も違ってきますので、専門機関による検査が必要なのです。

環境菌とは…

一般生菌

自然界に広く分布しています。

特定の細菌を指すのではなく、いわゆる雑菌をいいます。

病原性がないものがほとんどです。

黄色ブドウ球菌

人の皮膚や傷口を主な生息地とします。

飲食後、3時間くらいで、悪心,腹痛,発熱(38度以下),嘔吐を発症します。

大腸菌

腸内に生息し、糞便中に含まれます。

下痢や胃腸炎などの症状を起こす感染症(例えばO-157など)の原因となるものがあります。

サルモネラ菌

鶏の腸管を主な生息地とします。

生卵が危ない。(卵の殻にサルモネラ菌が付いている事も)

半日~3日の潜伏期間後に、悪心,腹痛,発熱(38度以下)・嘔吐を発症します。

真菌(カビ)

不潔さや美観の損失、食品の変質,アレルギー症,感染症などを引き起こし、悪影響を及ぼします。

環境菌検査方法

調理施設の汚染状況を把握し、清掃方法や清掃頻度の見直しに繋げ、環境品質の向上を目指す検査です。
環境菌検査は、スタンプ法(サルモネラ菌,真菌)と拭き取り法(一般生菌,黄色ブドウ球菌,大腸菌)で行っており、また調理従事者の衛生状態の把握のため、手指検査も行っております。

スタンプ法で菌を採取

拭き取り法で菌を採取

インキュベータで培養
培養後、集落数の計測

培養後、集落数の計測

手指検査