ゴキブリの種類

現在、日本で人家に出没する代表的なゴキブリは「クロゴキブリ」 「チャバネゴキブリ」 「ワモンゴキブリ」の3種類です。

クロゴキブリ

クロゴキブリの成虫の体長は25~30mmで、幼虫は発育につれて体色がかなり変化します。北海道から奄美大島付近まで分布していますが、北海道ではまだ少ないようです。
木造家屋の主要な害虫ですが、ビルにも見られます。
1世代を経過するのに1年以上、状況によっては3年かかることもあります。

チャバネゴキブリ

チャバネゴキブリの成虫の体長は10~13mmで、日本全土に分布しますが、寒さに弱く、南西諸島を除いて一般の木造家屋にはあまり見られません。
1世代の期間が夏期で約3か月と短く、ゴキブリ類の中では繁殖力が強い種類です。
ビルや飲食店などの暖房が完備した建物の主要な害虫となっています。

ワモンゴキブリ

ワモンゴキブリの成虫の体長は28~45mmで、家住性ゴキブリとしては日本で最大の種類です。日本全土に分布しますが、熱帯性のため、南西諸島や小笠原以外では暖房が完備したビルや地下街、温室、発酵熱があるゴミ処分場などに生息場所が限定されています。
30℃下で1世代経過するのに8か月以上を要します。

ゴキブリの被害状況

ゴキブリの被害としては、
1.直感的な不快感  2.悪臭(油臭い)  3.病原菌の運搬  4.食品等の食害
などがあげられ、現在の日本では1が圧倒的多数を占めています。
すなわち気味が悪いとかイメージが悪いなどというもので、このように人間の主観で不快とされ、その存在自体を被害とみなされる害虫を「不快害虫」と呼んでいます。
特に、3.病原菌の運搬 は重大な被害となり、免疫機能が低下した人では感染症を引き起こすことがあり、院内感染などの重要な原因となっています。
菌は通常、湿潤環境で増殖しますが、そこで活動しているゴキブリが媒介者となり、周囲を汚染していく役割を担うようになります。

厨房内でのゴキブリ発生状況


厨房内でのゴキブリ発生状況

粘着トラップでの捕獲状況

ゴキブリの防除施工

厨房機器台隙間にフラッシング

厨房機器台に薬剤散布


天井裏に空間処理

ゴキブリの予防

ゴキブリの生息には水が欠かせません。
日頃から、水廻りの整理整頓,残飯など餌となるものの除去など、ゴキブリの住居となりやすい環境を取り除き住めなくすること、いわゆる清掃と片付けの徹底が肝心です。